海水魚飼育の裏ワザ
ショップで購入した魚などははそのまま水槽に入れても大丈夫ですか?
ショップで購入した生き物を水槽に入れる際は、まず「水合わせ」を行うことが基本です。これは、生き物が新しい環境に適応できるようにするためです。ただし、水合わせが不要な生き物も存在しますので、注意が必要です。また、生き物が入っていた袋の海水は、水槽に一滴も入れないようにしましょう。これにより、水槽の水質を保つことができます。
水合わせの必要が無い生き物には、どんな物がありますか?
イソギンチャク類や海藻、ライブロックなどは、血液や心臓を持たないため、水質や水温によるショックを受けることがありません。そのため、これらの生き物は水合わせをする必要がなく、そのまま水槽に入れても問題ありません。水質が良好であれば、彼らは新しい環境に慣れ、やがて美しい姿を見せてくれるでしょう
海外より輸入された海水魚は購入に問題ありませんか?
輸入された海水魚は、安価で大量に流通していますが、採取方法に問題があるため、あまりお勧めできません。特に、海外では薬や濃塩水を使用して採取されることが多く、その結果、後々病気になったり、食欲が低下して餌付けができないといった問題が発生することがあります。このため、ショップ側は価格を下げて早く売りさばこうとします。
イソギンチャク類についても同様で、安価で販売されることが多いですが、購入後二週間ほどでほとんどが溶けてしまうことが多いため、購入を避けるのが賢明です。生き物を購入する際は、品質や健康状態に注意を払い、国内採取個体などを慎重に選ぶことが大切です。